上半身の柔軟性に肩のインナーマッスル

肩に関する記事は何回か掲載しておりますが、

今回は『肩のインナーマッスル』に焦点を当てたいと思います。
肩のインナーマッスルには、「肩甲骨のインナーマッスル」「肩関節のインナーマッスル」があります。
今回は「肩甲骨のインナーマッスル」について紹介します。


肩甲骨は腕の根本であり、上半身の動きにも大きな影響を与える骨です。
その肩甲骨をコントロールするためのインナーマッスルは主に3つあります。


 

①肩甲挙筋:肩甲骨を上げる(肩甲骨の挙上)、顔を横に向ける(頸部の回旋)
アウターマッスルの僧帽筋ではなく、この筋肉を上手に使えば首や肩こりの改善にもつながります。

※筋肉は収縮するのにエネルギーを使いますが、伸び縮みの運動はしていない僧帽筋も、腕をぶら下げているだけで絶えずエネルギーを消費しています。エネルギーを生み出すには、血液から送られる酸素が必要です。ところが、日常で腕を動かすことはあっても、肩まで大きく動かす動作をすることは滅多にありません。そのために僧帽筋は、血液循環が悪くなりがちです。
加えて物を持ち上げるときに、僧帽筋を使うことで更に負担がかかり、血流はもっと悪くなります。そして筋膜の癒着が起こった状態(≒肩こり)となります。

 

②前鋸筋:肩甲骨を前向かって押し出す
この筋肉が使えるようになると、腕が根本から安定します。そうすると、腕先への負担が少なくなります。また、前鋸筋が硬くなってしまい伸びなくなると、呼吸時に肋骨の動きが悪くなることや、
肩甲骨の動きが悪くなります。そのため、「呼吸が浅くなり」「肩甲骨が背骨から離れ肩が中に入ってしまう(巻き肩)」になります。

 

③菱形筋:肩甲骨を背骨側に引き寄せる
腰にたよらず、身体を反らしたり・捻る動きができるようになります。この筋肉が弱まると肩甲骨が外に広がり、猫背の要因となります。

 

この3つのインナーマッスルの働きを高め、アウターマッスルとバランスよくコントロールすることで上半身の動きがスムーズになり、結果、正しい姿勢や歩きに繋がると思います。