· 

果糖の摂りすぎでお菓子中毒

果糖(フルクトース)は果物やはちみつなどに含まれている単糖類です。

ブドウ糖(グルコース)と結合すると、白砂糖の主成分であるショ糖になります。

天然由来の糖のなかでも、最も甘味が強くコクがあり、冷やすとさらに甘味やコクは増します。

 

果糖はブドウ糖に比べて血糖値を上げる作用が弱いので、健康的な糖質・摂っても太りにくい糖質というイメージもあるかもしれません。

 

しかし果糖は摂りすぎると、依存性がでてきますし、健康に様々な悪影響を及ぼします。

 

① 満腹感を覚えにくくなる

 ブドウ糖は摂取するとインスリンが分泌され、食欲を抑えるレプチン(ホルモン)が増加し、食欲を刺激するホルモンの分泌を抑えます。血糖値が上がり食欲が止まり、満腹感を覚えるという流れです。

 しかし、果糖は摂取しても肝臓に運ばれて代謝され、直接血糖値を上げません。インスリン反応を刺激しないので、レプチンによる食欲を抑える反応がブドウ糖ほど起こらないのです。

 甘い清涼飲料水を飲んでもあまり満腹感が得られないのはそのためです。

 甘い清涼飲料水の主成分には『果糖ブドウ糖液糖』との記載が多いです。

 果糖でも精製された果糖『異性化糖』は特に依存性が高く、ブドウ糖も入っているので血糖値も上がりやすいので注意が必要です。

 

 

② 肥満により食欲が止まらなくなる

 果糖の摂取により、レプチンが分泌されない(食欲中枢が混乱する)ことで、満足感が得られにくくなり、満足感が得られないことでさらに食べてしまう➡食欲が止まらなくなり肥満を招いてしまいます。

 

 

③ 異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖化糖液糖、高果糖液糖など)の安全性

 

異性化糖の原料の大半を占めるのが、アメリカなどから輸入している遺伝子組み換えトウモロコシといわれています。

遺伝子組み換え作物についての安全性については賛否両論ありますが、日本では遺伝子組み換え作物の栽培は制限されたり表示の義務づけがされていますね。

例えば、納豆や豆腐のパッケージには『遺伝子組み換え大豆は使用していません』と表記しています。このことから、日本では遺伝子組み換え作物に対しては、あまり口にしたくないという消費者が多いでしょう。

 

しかし、清涼飲料水やお菓子のパッケージの原材料として表示されるのは『果糖ブドウ糖液糖』であり、その原料が遺伝子組み換えトウモロコシがどうかについては明記されていません。これは、加工工程で分解される場合は「遺伝子組み換え」と表示する義務がないからです。

 

以上のことから、遺伝子組み換え作物に気を付けていても、異性化糖入りの甘い食物を摂取していることで、知らずしらずのうちに口にしている危険性があります。

 

 

④ 老化物質がつくられ、動脈硬化が進行しやすい

果糖は老化を促すAGEs(終末糖化産物)がつくられやすく、動脈硬化が進行しやすいと言われています。

AGEsとは体内で糖とタンパク質が結合した時にできる物質です。

最近の研究では、果糖はブドウ糖に比べて糖化が7~10倍速いということが明らかになっています。

AGEsは血管・皮膚・内臓・神経すべての臓器や機関でつくられるので、全身の老化に繋がります。

 

 

このように、果糖の摂りすぎは様々な健康被害を招きます。

また、異性化糖は百害あって一利なしのため、できるだけ食生活の中では避けていきたいところです。

お菓子や清涼飲料水だけではなく、加工食品や調味料あらゆるものに異性化糖は入っていますから、裏面のラベルをよく見ながら食品選択をしていくという、

 

消費者自身賢くなることも大切ではないかと感じました。


自分の食生活を見直し、

心身ともに満たされ・今よりもさらに健康でいられる食生活改善指導

確かなエビデンスに基づいたオーダーメイド食生活改善指導を行っています。

3か月で一生続けていける食事・免疫力アップできる食事へ…「YTBメソッド」はこちら