正しい歩行動作のポイント『大腰筋』


2足歩行を行うヒトとしての基本は、「2軸歩行」です。

2軸歩行とは、脚・腰・肩を通る肩から脚までが「右体軸」と「左体軸」。それぞれを1本の軸となし、前に進むときは、この左右2本の軸が交互に動いて移動する歩き方です。

 

1本の線上を歩く」のはあまりおすすめしません。モデルさんのランウェイ歩きなら、パフォーマンスのウォーキングの一つとして成り立ちますが、

ここでは、『正しい歩行法』という観点から考えると、身体のねじれを生じやすいので、負荷が少なくても継続すると、蓄積されたストレスが負のエネルギーとなり、関節や骨に変形や老化が生じ、各部位に慢性痛を引き起こす要因にもなります。

 

① パフォーマンスのためのモデルウォーキング

② パンプスやヒールを履いたウォーキング

③ 有酸素運動のためのウォーキング

 

④ 身体の移動手段であり全身運動である「歩行動作」

 

それぞれ区別して考えなければなりません。当教室では④を重視したレッスンを行っています。


2足歩行を正しく行うためには、脚・骨盤・脊柱・首・頭部の配列ができるだけ直線を保つことが望ましいです。

しかし、現代社会では長時間同じ姿勢でいる(デスクワーク、スマートフォンをのぞき込むなど)で肩や背中、腰に負担をかけています。それがすべてではありませんが、多くの場合こうした姿勢が姿勢の歪みや全身の不調に結びついています。

 

正しい歩行の際に重要な役割を果たす筋肉の一つに『大腰筋』があります。

大腰筋は、浅頭は第12胸椎‘第4腰椎の椎体より、深頭は第12肋骨と全腰椎の肋骨突起より起こり、小転子で停止します。

主な働きは人間の直立と歩行の際に脚を引き上げる(股関節の屈曲)行為です。

 

しかし、この大腰筋は加齢とともに衰えやすいインナーマッスルなのです。

そのため、大腰筋が衰えると、足を持ち上げるパワーが入らないため少しの段差でもつまづいてしまいます。

また、大腰筋は使えない状態で固まってしまうので、伸び縮みできない(伸張反射動作ができない)です。

結果、歩行速度も遅くなります。

 

さらに、大腰筋の上部は腎臓に近接しています。なので、大腰筋の機能が衰えてると腎臓の機能低下にも関連するといわれています。逆に、何らかの原因で腎臓の機能が低下すると、下垂し大腰筋が緊張する➡裏側の腰の筋肉(腰方形筋)が固くなる➡腰痛を引き起こす なども考えられます。

 

 

実は、大腰筋・腰方形筋・横隔膜は共同筋といわれており、どれかの機能が衰える(固くなる)と、そのほかの筋肉も衰えやすい(固くなりやすい)という性質があります。

例えば、腹式呼吸が日常生活で行っていないことにより横隔膜が固くなると、共同筋である大腰筋や腰方形筋も硬くなるので、姿勢がぐらつく・腰痛になるなど。です。

 


以上より、大腰筋は正しい姿勢や歩行動作だけではなく、内臓機能や呼吸動作にもつながっていることがわかります。

とても重要な『大腰筋』を衰えないように大切にケアしていきましょう!


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